【第10節】アルビレックス新潟VSファジアーノ岡山
【感想】小島のセーブにも救われアウェーで苦手岡山に勝ち点1。
【個人的MVP】本間 至恩 選手
【勝手なチーム採点】65点
負けなかったな、、これが試合終了時に思ったことです。
格闘技のように判定勝ち・負けがあればおそらく岡山の方の腕が上がっていたでしょうね。
前半の早いうちに先制できたのはすごくよかったです。
島田選手のワンタッチパスに質が高く、本間選手はスペースがある中で1対1の勝負ができました。あれだけスペースがあれば質的優位に立つ本間選手の勝ち。
中の谷口選手も相手DFが同一視野で見れないように引く動きを取りファーに流れていたのもさすがでした。
そこからは多くの時間で劣勢。特にアルビの右サイドは狙われていました。
デューク選手も調子がよさそうで、田上選手も苦労していましたね。
同点ゴール後、何度も逆転されていてもおかしくないシュートがありましたが、小島選手ナイスセーブ連発でした。今季はSBへのフィードにらしくないミスが目立っていますが、足元に定評がある小島選手ですので、修正してくれるはずです。
【今節のテーマ:本間選手が中に入る戦術はありか?】
結論:あり
理由:サイドから中央へ流れることでフリーマンになりやすく前を向けることが増えるから
今節の後半に多く見られたプレーですね。
サイドに張り、ドリブルを仕掛けるのが本間選手の持ち味ですが、
相手の寄せが早かったり、2人で守られるも多くなっています。
そこでスルーパスやシュートなども非凡の才能を持つ本間選手が中央に流れることでマークをつけにくくさせ、2,3度バイタルエリアでフリーで前向きに持つことができました。
残念ながらゴールにはつながらなかったですが、攻撃のオプションとして今後も役に立つのかなと思いました。
次は難敵長崎戦ですが、ぜひ勝利を!がんばれアルビ!
読んでくださった方、ありがとうございました。
【第9節】アルビレックス新潟VS栃木SC
【感想】ほぼやりたいことができた内容の濃い勝利!直近5戦4勝!
【個人的MVP】島田 譲 選手
【勝手なチーム採点】85点
いきなり暖かくなって、桜も咲き始め、お客さんもたくさん入って勝つしかない試合、、、
そんな大事な試合で今季一番内容がよかったのではと思う試合でした!
相変わらず、Wボランチしてからビルドアップがスムーズで、前半の相手の5-2-3の守備に対してもほとんど完璧に前線まで運べていました。
CBからすると、ボールを受けた時にSB、片方のボランチ、間で受ける高木、谷口と出せるコースがいくつもあるように見えました。
そしてCBの2選手もそこに出せる正確なパス技術があるので、ボールロストが少なくまさにやりたいビルドアップができていたように見えました。
唯一、うまくいかなかった時間帯は後半の立ち上がりでしょうか。
相手が5-2-3から4-2-3-1に変更して、ボランチへのマークを厳しくしたことで、ビルドアップの成功率が下がりました。
しかしピンチの場面は多くはなく、流れの悪い時間帯でも失点しないことが2点目の谷口選手のゴールにつながったと思います。
【今節のテーマ:谷口選手はなぜワントップで活躍できるようになったのか】
結論:①間で受ける技術が上がったから
②受けた後はロストしないことを第一に少ないタッチで味方に落としているから
昨シーズンの谷口選手は、さすがJ3得点王、決定力は申し分なく得点でチームに貢献していました。
しかし、課題としてポストプレーでうまくいかないことが多かったことがあると思います。
そのため、背負った受けるのが得意なロメロフランク選手とセットで起用されていたのかなと思います。
今シーズンに入り、甲府戦からポストプレーが見違えるように成功している場面が増えました。
上に書いた2つによってアルビがボールを持っている時の質が昨シーズンより確実に高まったと思っています。
FWは一時期不足しているのでは?という意見も多数ありましたが、いまでは怪我から復帰した鈴木選手や今日待望のデビューを果たしたゲデス選手など熾烈はレベルの高い争いになりました。
ゲデス選手、今日のファーストタッチのターンを見るとすごく期待できますよね。
次節は苦手な岡山ですが、なんとか勝ちたいですね!!
がんばれアルビ!!
読んでくださった方、ありがとうございました。
【第7節】アルビレックス新潟VSジェフ千葉
【感想】一進一退の攻防は最後に恩返し弾を食らい惜敗。
【個人的MVP】高 宇洋 選手
【勝手なチーム採点】50点
年度末で忙しいのはサラリーマンだけでなくサッカー選手もですね。
ということで今季初の水曜開催となりました。
結果は非常に残念なものになりました。
セットプレーの守備はまた練習で確認しなきゃいけないですが、それよりも無得点の方が気になりますね。
ビルドアップは昨年より間違いなく良くなっています。
「相手の間にポジションをとり、少ないタッチで味方へ落とす形」が徹底されていて、本当にここまで精度が高いのはアルビがJ2トップかもしれません。
課題はラストパスと中の選手の入り方でしょうか。
いい位置でクロスは挙げられていますが、クロッサーと中に入る選手(多くが谷口選手や伊藤選手)が同じ絵を描けている場面はほとんどなかったように見えました。
もちろん最後の3分の1のスペースは相手の守備もきつくきますから、大変難しいのは分かっています。
草津戦の長谷川選手から谷口選手のパスのような同じ絵を出し手と受け手が描けるような攻撃ができたら、得点数も上がるかもしれませんね。
すごく悔しいですが、また日曜に熊本戦があります。
がんばれアルビ!!
【第6節】アルビレックス新潟VSザスパクサツ群馬
【感想】前後半で内容が変わる課題はあるものの、しぶとくホーム連勝!
【個人的MVP】田上 大地 選手
【勝手なチーム採点】75点
なんとか連勝!!
最後のセットプレーははらはらしましたよね、、
なんたって、終了の笛なった後のシュート、ゴール入ってましたもんね。
(小島選手は笛を見越してスルーしたと思いたい。)
スタメンはこんな感じ
前半は前節の甲府戦同様素晴らしい出来だったと思います。
後半は相手の修正力の高さに対する反応が遅れたことや交代選手の試合の入り方など課題はありましたが、なんとか逃げ切りました。
【攻撃】特に相手の4-4ブロックの間に入る伊藤選手やそこへのパスの正確性は目を見張るものがありました。
そして谷口選手の決定力は顕在で、特に2点目のニア抜きは彼の得意な形です。
さらに1点目のようなとびだしてのワンタッチゴールが増えれば得点王の期待も高まりますね。
【守備】今季初先発の田上選手が光っていました。正確なビルドアップやヘディングの高さはもともと素晴らしいものをもっていましたが、今日はそれに加え、クロス対応やスライドも非常に改善されていて、驚きました。
千葉選手の調子がいまいち上がっていない中でマイケル選手の相棒は現時点で彼が筆頭だと思います。
デン選手のコンディションが上がり試合に出られるようになるまでにどれくらいアピールして監督の信頼を勝ち取れるか楽しみですね。
※今日は「今節のテーマ」はお休みとします。
次はアルビがあまり得意としていない水曜開催。
これからは層の厚さも試されますね。
がんばれアルビ!!
読んでくださった方、ありがとうございました。
高選手&島田選手フル出場なら16戦無敗のワケ
新聞やネットニュースにこんな記事が出ていましたね。
私は2つの要因があると思っています。
①高選手と島田選手の良さの違いがマッチしていること
②2人同時にいるときはWボランチであること
①について
高 選手⇒ボール奪取力の高さ、運動量の多さ、攻撃参加のタイミング
島田選手⇒ポジショニングの良さ(特に守備時)、左足での散らし
これを攻守に置き換えるとこんな感じに。
攻撃⇒島田選手がサイドや前にボールを配給し、チャンスになると高選手が飛び込む。
守備⇒島田選手のポジショニングの良さで相手の狙うスペースを消し、高選手のプレスでボールを奪う(または攻撃をリセットする)。
②について
私の感覚ではこんな感じです。
4-4-2や4-2-3-1はシンプル
4-3-3はやや難しい
(※)もちろんメリットもたくさんあります、私は4-3-3が一番好きです。
4-4-2や4-2-3-1はシンプルな理由として、自分のエリアや役割が明確であることが挙げられます。
特に守備は4-4の2ラインを作り、自分の担当エリアがすぐにわかり、4-3-3の時に狙われるアンカー脇などの弱点を補うことができます。
長年アルビは4-4-2を使っており、クラブとしても選手としても慣れている部分も大きいかと思います。
もちろん4-4のブロックを崩すための戦術は日々進歩していますが、守備側がやりやすいのは非常に重要なメリットで、練習がなかなかできない代表チームが多くこの形を使っていることからもわかると思います。
4-3-3が難しいと考える理由はまた次回以降に書きたいと思います。
読んでくださった方、ありがとうございました。
【第5節】アルビレックス新潟VSヴァンフォーレ甲府
【感想】システム変更が功を奏し、今季一番の内容で初勝利!
【個人的MVP】谷口 海斗 選手
【勝手なチーム採点】85点
いやーーようやく勝ちましたね!!
今季初勝利まで5試合かかりましたが、内容も勝利に値するものだったと思います。
いままでは相手のハイプレスに苦しんだ時も多かったですが、今日の甲府はミドルプレス中心で、奪いどころも不明確だったので、新潟の選手が甲府の3-4-2-1の間にうまく入り、複数のところで起点ができていました。
とくに谷口選手、これまでワントップ時にボールの収めが課題で、苦労しているように見えましたが、今日は甲府のボランチとCBの間に顔をだし、シンプルに味方につなげるワントップのお手本のようなプレーが何回も見られたところがすごく嬉しかったです。
先制ゴールも谷口選手の高いシュート技術を発揮したゴールでした。
また、システムを今季続けてきた4-3-3から昨シーズンのおなじみ4-2-3-1に変更し、うまく試合を運べた要因の一つになりましたので、なぜ変えたのかを素人なりに考えてみることを今節のテーマとします。
【今節のテーマ:なぜ4-3-3から4-2-3-1に変えたのか?】
結論①甲府の2シャドーに対応するため
②伊藤選手の位置を高くするため
③高木選手の怪我
特に守備の安定をもたらすために①を意識したのではないかと思います。
上記のように4-3-3の弱点はアンカー脇を使われることで、この位置で前向きにボールを持たれると大変危険です。
特に甲府の長谷川選手は非常にボールコントロールやシュートにたけた選手で、来年はJ1で活躍していても全くおかしくない思います。
上記のように4-2-3-1のWボランチとし、甲府のシャドーと同数とするこで責任の所在も明らかにして、守りやすくしていました。
待望の今季初勝利のアルビですが、次節もホームですので必勝ですね!
がんばれアルビ!!
読んでくださった方、ありがとうございました。
【第4節】アルビレックス新潟VSブラウブリッツ秋田
【感想】劣悪なピッチコンディションに対応した秋田、対応しようと策を変 えたが結果が出なかった新潟。
【個人的MVP】舞行龍ジェームズ 選手
【勝手なチーム採点】35点
いやあ、やられましたね、、、
芝はぼこぼこ、水たまり続出のピッチでの試合は秋田に一瞬の裏を突かれ失点し、0-1の敗戦。
アルビも自陣からのビルドアップを減らし、かつはっきり外へクリアするなど今節用のプレーに変えてきました。
私はその点はよかったと思います。おそらく昨シーズンなら一切変えず、ビルドアップに苦労していたでしょう。
しかし、なかなか前にターゲットがいないことと、裏への抜けだしの質が高くなかったことにより、チャンスが作れず、失点後の猛攻以外は決定機を作れませんでした。
それでは、雨が多い日本(や新潟県)において、今節のようなコンディションの場合はどうすべきなのかを今節のテーマとします。
【今節のテーマ:ピッチが悪いとき、どう攻める?】
結論:狙いを持った裏抜け回数を増やす
理由:ショートパスのビルドアップは相手の餌食であり、裏抜けは最も相手が恐れる得点確率が高い攻撃だから
なんだそれだけかい!と思われた方もいるかもしれません笑
付け加えると、ただ裏抜けを試みるだけでは相手DFに捕まえられる可能性が高まります。
重要なのは味方が降りて相手DFを引き付け、空いたスペースに裏抜けすることです。
図はあくまで一例で、イッペイ選手が相手SBをつり出して、そのスペースに谷口選手が裏抜けしています。
もちろん、相手CBはついてくるので、ここで収められるか、次の味方につなげるかが非常に重要ですが、ピッチが悪い中で、高い位置で起点となれたり、場合によってはそのままゴールに向かえる裏抜けは、効果的だと思います。
以上、今節の感想でした。読んでくださった方、ありがとうございます。
次こそ勝利を!がんばれアルビ!!